シーカー
ダイブマスターの冒険
三重県の梶賀という海に「シーカー」と言うダイビングポイントがあります。 もっとも、この名前は私たちが勝手につけた名前で、普通、ダイバーがこのポイントで潜ることはありません。
深すぎるから。
梶賀の港から沖合に20分ほど走ったところにこのポイントはあります。
海が徐々に深くなり水深75m程になった水中に、突然、岩場が立ち上がります。
幅20m×奥行き10m×高さ40mの岩場。
10階建てより少し高いマンションが水中に沈んでいるようなものです。
頂上を目指せ
ここは、まず、ポイントに降りるのが難しい。 何の目印もないところに魚探に映る影だけを頼りに船を止めます。 少しでも流れがあるとすぐにポイントから外れてしまいます。 ポイントから外れて潜降すれば、そこには深い海しかなく、到着するのは水深75m。 だから、船は何度も行ったり来たりしながらポイントから外れないようにします。
ダイバーはいつでもエントリーできるように船の上でスタンバイ。
「今だっ!」
船長の合図で一気にエントリーします。
10mほどの透明度の中、ダイバーはマンション?の屋上があることを信じつつ落下。 この写真を撮影したときには少し流れがあり、ポイントの横に落下していきました。
落下中にポイントが見えたので急いでそちらに行き先を修正します。
ポイントの頂上にたどり着き、ここから冒険の始まりです。 でも、考えてみればこのスタートの時点ですでにレジャーダイビングの限界40mに近い。
下まではまだ倍の距離があります。
壁に沿ってゆっくりゆっくり、バディと互いに体調の確認をしながら下りて行きます。
上の写真は水深72mで撮影したもの。
真っ暗で何が何だかほとんどわかりません。
肉眼でははっきり周りを確認できるのですが、カメラは正直と言うことろでしょうか。
下の写真は減圧停止中のバディを写したもの。
ただ潜って、水底を確認して上がってきただけのダイビングでしたが、深いところからの段階減圧をする必要があるため、潜水時間は1時間近くもかかりました。
ディープダイビングは装備、知識、技術、計画、冷静さ、良いバディに恵まれないとできませんね。

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